
(ゆやだにこうせん)
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京都府公式ホームページにある「京都府の温泉」のページを閲覧してみると、 有名な温泉地から名もなき源泉まで優劣隔たりなく箇条書きされています。 その中の綴喜郡宇治田原町内には6つの源泉地が紹介されており、 あたかも温泉郷を形成しているかのようでいつも気になる存在である。 3月のとある小春日和のこの日、 空は快晴だけど中国産のPM2.5及び黄砂の影響か、 はたまた花粉が舞っているのか霞んでいます。 散歩がてらに調査してみることにした。 その前に宇治田原町ってどんな町なのでしょう? と聞かれて答えられる人はほぼ皆無。 意外と知られていないのが緑茶発祥の地がここ宇治田原町で、 18世紀に永谷宗円が製法を開発したといいます。 面積58.26キロ平方キロ、 京都府南部の山間にある人口1万人弱の小さなお茶の町なのです。 ![]() 4月下旬、茶畑ではもんぺ姿の摘み娘さんによる新茶の摘み取りや、 11月には干し柿が柿屋とよばれる棚に干される光景が 都会にはない季節感を醸しだし味わい深い光景がくりひろげられる。 ![]() さて、目指すは湯屋谷という温泉地を思わせる地名です。 その歴史を紐解いてみると、 和同二年(709)には温泉が湧き出したといいます。 当時の泉質は温和で塩分を帯び持病を治す効能があったとか。 古記によると天平年中に僧行基が湯場を開いたが後に荒廃、 その後は興福寺の僧明安が復興し、 一時は僧坊百戸に及んだといいます。 1059年8月には荒木村の土豪某がこの地で漁をし、 浴室家屋を荒らして一時温泉の湧出をたったという。 1503年に再び湯が湧き出してもとに復した。 1559年6月、岩本村の道安というものがこの温泉に来て、 泉源に不潔なものを投じたので湯が止まったといわれています。 以来湯は湧き出たことがないと、 宇治田原町史に記されていた。 ![]() ここは谷間の地域で今では緑茶製法を考案した永谷宗円の生家が 今に復元展示された長閑な村です。 この谷間には5つの源泉地があると記載があるので徒歩で調査開始です。 ![]() 古い民家やお茶工場の間を細くくねった道が続き、 人里と山林の境目あたりには本能寺の変の際、 徳川家康が三河に逃げ帰った伊賀越えの道がある歴史深い地でもあります。 ![]() そんな道中で見つけた小さな祠の横にある水が出ているホースを。 お地蔵さんの鎮座する祠の傍ら、 ホースの水を手で掬うとわき水とは明らかに違う水温だ。 ![]() そのまま口に含んでみると、 鉄味の中にわずかではあるがドロのような硫黄の香り?を感じます。 柔らかな感じや泉の風味からこの水は温泉で間違いなさそうだが、 湯屋谷鉱泉の何号泉なのかは判らずじまい。 ![]() もう一度調査しないといけませんね。 近くにあるスーパー銭湯の温泉よりも濃厚さを感じさせるコチラの源泉、 60年ほど前にボーリング調査も行われたというが…。 謎の多い源泉地だけに興味津々である。 ![]() 最後に、地元の方のご厚意で平日にも関わらず 永谷宗円の生家をわざわざ開館して 見学させていただいたことを感謝申し上げます 京都周辺で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんや楽天を介してする方がお安く泊まれることが多いですよ。↓ |
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25.5.7再調査 ゴールデンウィーク明けのこの日、 寒さを感じる今年の5月は例年とは違うような気がします。 町を歩く人々は、 分厚いダウンジャケットを着込んでる人から 寒そうなTシャツ1枚の軽装な人までさまざま。 歩いていればうっすら汗をかく小春日和。 とても気になる湯屋谷鉱泉を再調査です。 源泉の湧出地近くの道路はとっても狭くて 自家用車なんぞ停める事ができないので、 手前にある湯屋谷会館付近に駐車して歩いて向います。 谷あいにある集落は縦に細長く続き、 道路の両脇には古い民家が軒を連ねています。 一度訪れている源泉湧出地もすぐに見つかり調査開始。 ![]() この日の外気温度は15.1度、チョット寒い。 青いホースから変わらず源泉が噴き出すのその口に、 おもむろに温度計を差し込み温度測定を試みます。 ![]() 源泉温度は15.9度と冷泉域の温度帯ではあるが、 口に含めば相変わらずの鉄味とドロ風硫黄の香りが漂います。 ホースをたどって源泉位置を調査すると、 ![]() 山の斜面にはシャガの花が一面咲き乱れています。 ホースは鋼管のパイプから分岐され、 そのパイプは地面の中に埋設されています。 ![]() 道の険しい伊賀越えの道のへ散策を始めます。 地域は化石の産地とどこかの本に掲載されていたので 崖の岩を調べてみると、あるはあるは貝殻の化石がたくさんあります。 ![]() 小さいものから大きなもの、 赤貝みたいな二枚貝やタニシみたいな巻貝までさまざまあります。 好き者にとってはお宝的な化石もあるのかも…。 味噌汁の具にでもなったらいいのになぁ。 謎の多いこの源泉地帯に 温泉施設なんぞ造ってみたい温泉サムライでありました。 |
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25.6.7再調査 梅雨の中休み。 雲ひとつない青空の下、 湯屋谷鉱泉の近くにあるお茶屋さん『高田通泉園』を調査です。 ![]() 以前から気になっていたほうじ茶ソフトを食べようと立ち寄ったのですが、 看板には新茶ソフトの気になる文字が…。 しかも6月末までの期間限定ソフトということで早速注文です。 ![]() ベースは抹茶ソフトであろうクリームには 抹茶の粉がふりかけられています。 ![]() クリームの中にも抹茶の粉が絶妙にブレンドされ 濃厚な抹茶の風味がダイレクトに味わえる。 300円はチョット高いかもですね。 次回はほうじ茶ソフトに挑戦です。 |
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| 温泉の場所 | |||||
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| コメント | 僧行基が開湯したとされる源泉が今も静かに湧き出す山間の小さな湧出地。 |
| 温泉の泉質 |
源泉温度実測15.9度/鉄泉か? |
| 適応性 | |
| 営業時間 |
24時間出っ放し |
| 料金 |
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| 入浴施設 |
なし |
| 備品等 | |
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連絡先 |
京都府綴喜郡宇治田原町湯屋谷 |
| お気に入り度 | |
| 塩素消毒臭度 | |
| 公式HP | |
| 温泉情報 | |
| 訪れた日付 | 2013.5.7(火)晴れ 2013.3.7(木)晴れ |
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