(ゆじゅくおんせん ゆもとかん)



温泉奉行群馬県の温泉>湯宿温泉 湯本館

2025年の夏休み『娘と巡る日光東照宮の旅』をテーマに、
三日目の宿『四季の湯温泉ホテルヘリテイジ』を出発し、
湯めぐりをしながら本日の宿『湯宿温泉湯本館』を目指します。

湯宿温泉は、約1,200年前の852(仁寿2)年2月8日、
弘須法師が岩穴にこもって読経したところ、
薬師如来が現れ種々の薬湯が湧き出したのが始まりとされています。



湯宿温泉は、歓楽的な雰囲気はなく、とてもひなびた温泉地。
四カ所の共同浴場が点在し、一部を除いて
宿泊者はその共同浴場のカギを借用して入湯が愉しめる。



コチラ湯本館は昭和40年代に建てられた昭和レトロな温泉旅館。
外壁リペイント、内装リフォームが繰り返され、
新旧入り混じる不思議空間が繰り広げられている。



フロントではご主人と女将さんがランダムで接客をされている様子、
お風呂の場所や男女の入れ替わる時間、
夕食や朝食の時間を教えてもらって二階に客室へと案内していただいた。



トイレやバスはないけれど、
三角のスペースにイスとテーブル、洗面台が設置された広縁と、
奥に和室八畳の間があってすでにお布団が敷かれています。





お茶うけに「開運福だるま」という炭酸せんべいが提供され、
ポットのお湯で緑茶を入れて一服。
備え付けの浴衣に着替えて館内温泉巡りへ出発準備だ。



窓からの景色は温泉街といった風景ではなく、
山間にある長閑な集落のような景色が広がります。
とうとう雨が降ってきましたね。



館内には男女混浴の大浴場と小さな女性浴場、
さらに家族風呂がありますが、露天風呂はないようだ。
時間によって男女の入れ替えや女性専用タイムがありました。



まずは混浴の大浴場へ、脱衣場も男女の仕切りはなくここから混浴、
女性には難易度の高い混浴設定なので実質は男湯か。
鍵付きロッカーなどなく昔ながらの脱衣場で入湯準備を進めます。



内湯ガラス引き戸を開けるとドーム状の空間に丸く大きな湯船がお出迎え。
温泉からの湯気が程よく漂い硫黄の淡い香りが鼻を擽りたまらない。
シャワーで身体を清めてから湯船へと浸かります。



あっつい…、熱いがなんと湯船に入湯イン、
お湯は無色透明の源泉かけ流し、丸湯船の縁から大量にそして静かに溢れ出す。
溢れ流れ出した湯の音が浴室空間に反響してこれまた心地よいのだ。



実測温度は46.7℃ととっても熱いが、
湯船に浸かれば不思議とさっぱりした心地よさ。
熱いお湯だが頭と身体がスッキリさっぱりする、そんな浴感だ。



内湯の裏手には源泉湧出地があってそこから直接源泉が湯船に注がれる。
源泉通り道の石にはプードル状に温泉成分が析出しており湯の華満開。
源泉が注がれる辺りは激熱エリアのため近寄れません。



数分間、熱い湯船に浸かってのぼせそうになるが、
湯船から飛び出てシャワーで水を浴びればこれまた快感。
サウナの整い効果に似た感覚が味わえる。



続いて、廊下を挟んだ向こう側にある家族風呂へ。
外来入浴も利用できるが、一人1時間1500円と高額である。
入り口、模様の入った曇りガラスの透け加減が脱衣中の方のシルエットが色っぽい。



こじんまりとした内湯の家族風呂は、近代的なタイル張り空間で、
四角い湯船からは大量のかけ流しが確認できます。
コチラもきっと激熱の湯船なんでしょうね〜



あ〜気持ちいい。
実測温度は42.7℃とぬるい湯船でありますが、
家族風呂に入っていた前者がたくさん足し水したのでしょうね。



ちなみに源泉供給口の温度は60.4℃と高温なので、
しばらく湯船を使用しなければこの温度に近づくのでしょうね。
しかし、ここまで足し水してしまうと浴感も変化するから注意です。



夕食までもう少し時間があるので、外湯めぐりへと出発です。
その前に、薬師瑠璃光如来様に旅の安全祈願をお祈りし、
向かったのは共同浴場『小滝の湯』へ。



帰ると夕食タイムと相成りました。
朱色のお膳が二膳、夕食を載せて客室へと運ばれてきました。
このまま食しても良いですが、テーブルに並べなおしていただきます。



見事なまでの純粋な和食膳は質素で身体を浄化してくれそう。
アユの塩焼きはフワッとやわらかく頭までいただける。
吉野敏明が提唱する『四毒抜き』を実践する私もこれならイケる!



四毒抜きとは何ぞや!
4毒とは、小麦粉、植物性油脂、乳製品、甘いもので、それらを食生活から排除し、
健康を回復する食事療法です。

4毒抜きの食事を実践して花粉症、神経痛、脂質異常症が治りました。
現在、私は血圧も低下し、視力も回復しているのでその効果は絶大です。
このページをご覧のあなたも実践していただきたいのであります。



なべ焼きの中は豚肉と野菜の炒め物。
ビールもおいしく、白米も粒がそろていて食感最高なのです。
温泉よし、料理よし、旅館の雰囲気よし、



良き温泉旅館に必ずある動物のはく製もコチラにはあります。
温泉サムライ談、
心も身体もお腹も満たされて今日はこのまま夢の中。



朝早く目が覚めたので朝の散歩へと出かけます。
向かった先は『道の駅たくみの里』徒歩で片道25分の道のりです。
道中、さみしい峠道ですが無事に到着できました。



散歩から帰って朝7時に開放される『御婦人浴場』へと向かいます。
湯船が小さいため激熱湯船になると、女将さんが忠告してくれたコチラの湯、
さてどの様な激熱地獄が待ち受けているというのか?



シンプルでレトロ感漂う脱衣場でゆったりと入湯準備



モダンなタイル張りの内湯空間は朝ぶろ気分を盛り上げてくれた。
まだ誰も入湯していなくまさに一番風呂、
シャワーで身体を流して湯船へと入湯します。



足を付けた瞬間、熱すぎる!
湯船の温度を計測してみれば実測49.4度とかなり昇温しています。
仕方がないので加水して温度を適温に調整します。



水道の蛇口の袂で小さくなって入湯できました。
ぬるくなったとはいえ47℃前後あるのでのんびり寛ぐことはできませんが、
熱い湯によって朝の目覚めも良く、スッキリさっぱりできるのでした。



朝食までもう少し時間があるので共同浴場『竹の湯』へ。
番台で共同浴場のカギを借りて浴衣のまま温泉街を闊歩します。
誰にも会うことなく入湯を終えて宿へと無事に到着



宿に戻りしばらくすると朝食が客室へと運ばれてきます。
夕食と同じく二膳の朱色の膳に載せられて!
シンプルイズベスト、4毒も含まれず健康的



みなさまの朝食は何を主に食べていますか?
食パンで軽く済ましたり、そもそも食べなかったり、
しっかり食べないとあなたの大切なお身体、体調不良になりますよ。



廊下の窓越しに源泉が湧き出す湯の池が垣間見えます。
あ〜この旅館、なんだかとっても居心地が良い、しばらく逗留したいな。
そんな気持ちにさせられた不思議な旅館なのでした。

次に向かった先は『大塚温泉金井旅館
混浴の露天風呂を持つ源泉かけ流しの宿は
二度目の訪湯となります。

湯宿温泉湯本館周辺でお泊りをお考えの方へ。
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おためしあれ。


温泉の場所 大塚温泉 金井旅館の地図【温泉奉行所】
大塚温泉 金井旅館の地図【温泉奉行所】

コメント ゆっくり流れる時間が素敵な混浴を備える温泉旅館。
温泉の泉質

源泉名:洗湯(湯宿温泉)/泉質ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉(低張性‐弱アルカリ性‐高温泉)/泉温約62.7℃/pH8.6/溶存物質計1.44g毎kg

適応性 動脈硬化・切り傷・やけど等
営業時間
日帰り入浴11:00〜18:00
日帰り入浴料金
大人600円
割引情報 【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!
入浴施設
旧館:混浴内湯1
本館:男女別内湯各1、混浴露天風呂1
備品等 リンスインシャンプー、ボディーソープ

連絡先

〒379-1409
群馬県利根郡みなかみ町湯宿温泉2381
TEL: 0278-64-0011
アクセス 車:関越道「月夜野IC」から車で20分
電車:「上毛高原駅」から20分、バス停「湯宿温泉」で下りて、徒歩3分です。
Wi-Fi あり
駐車場 あり、無料
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345かけ流し
公式HP 湯本館のHP
温泉情報
入湯日付 2025年7月17日(水)〜18日(木)晴れ
 


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