(ざおうおんせん おおみやりょかん)
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蔵王温泉にたくさんある旅館の中でも 深い歴史を持つ屈指の老舗旅館『おおみや旅館』は 当主33代目だというから驚きです。 外観上からは、そんな歴史や風情は感じさせないが、 玄関をくぐり中に一歩入るとその風格や レトロ感漂う和の雰囲気がホンモノを感じさせる。 『靴を脱いでそのままお上がりください。』 スリッパなんぞ履かなくとも床は総畳敷きの豪華さ。 なんだか落ち着きます、このままのんびり寛ぎ(くつろぎ)たい感が とても心地よい空間であります。 フロントの女性はいつもニコニコ。 私の様な湯めぐりの冷やかし者に対しても全く抜かりなく、 優しく対応してくれたことで コチラ旅館のレベルの高さは確認できました。 さて、案内してくれた浴室は玄関の真正面に位置し、 あたかも日帰り入浴施設のような間取りではあるが、 早速浴室エリアへと調査を開始します。 脱衣場にはカギ付きロッカーの設置はなくすべて脱衣かご。 貴重品はフロントで預かってくれるので日帰り入浴でも問題はないでしょう。 脱いだ衣服はきれいに畳んで整理整頓。 これは脱衣かごの常識ですね。 照明は和空間に焦点を合わせて調和させているのであろう若干薄暗く とっても静かな脱衣場には硫化水素系の香りに満たされ 入湯者を誘って(いざなって)くれる。 浴室との仕切りの扉を開ければ、 真っ白な湯気がモワモワっと身体を包み込んでくれる。 濃密な霧中にボンヤリ浮かぶようにして現る丸い湯船が幻想的に映ります。 『玉子風呂』と命名されたその湯船は 源泉が常時かけ流され湯があふれ出ます。 ツンと鼻の奥に刺激ある硫化水素系の匂いが漂います。 お湯は実測温度40.1度とかなりのヌルイ湯で、 強酸性泉ながらツルスベ感も享受できるが、 目に入ったり髭剃りのあと、 傷口に触れるとピリピリした刺激の強さが強烈です。 わずかに火薬臭も感じる白青緑にごり湯は意外と透明感があって、 細かな湯の華が身体を動かすたびに舞い踊り私の心も躍らされた。 蔵王温泉到着後、第一湯目。 ほっこりゆっくり長湯してのんびりしたい宿ではあるが、 次の湯船が待っているので今日はこれぐらいにしておこう。 ちなみに露天風呂はあるけれど 積雪の影響で冬季間は閉鎖されているらしく使えないそうだ。 こんな宿で雪見温泉も気持ちいいだろうね。 さて次は、おおみや旅館の目の前にある上湯共同浴場へと向います。 温泉評価について、 『4つ☆』と評価を下しておりますが、 これは蔵王温泉において私なりの厳しい評価です。 もちろん源泉かけ流しの湯船でレトロな旅館なので満点評価の対象ですが、 蔵王温泉湯めぐりにおいて甲乙付けたい私のわがまま評価です。 雪見温泉できたなら私の評価も満点となる模様。 蔵王温泉で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんや楽天を介してする方が お安く泊まれることが多いですよ。↓ 一度お試しあれm(_ _)m |
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温泉の場所 | ||||||
コメント | 自家源泉を持つ蔵王温泉屈指の老舗旅館。 |
温泉の泉質 |
近江屋1号源泉(露天風呂使用) |
適応性 | きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症 |
営業時間 |
日帰り入浴時間については詳細不明。 |
料金 |
大人525円(2014年3月現在) |
入浴施設 |
内湯(玉子風呂)男女各1、その他内湯あり(未確認)、露天風呂男女各1(冬季閉鎖) |
備品等 | ボディソープ、リンス、シャンプー、ドライヤー |
連絡先 |
〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉46 TEL023-694-2112 FAX023-694-2115 |
駐車場 | あり |
お気に入り度 | |
塩素消毒臭度 | 012345 消毒なしの源泉かけ流し |
公式HP | 蔵王温泉 おおみや旅館のHP |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2014年3月14日(金)曇り時々雪 |
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