長野県の北西部にある小谷村は、人口4000人弱の小さな村で、北側は新潟県、西側には富山県の県境のある山間の村だ。
その山奥には無料で開放された小谷温泉露天風呂があるということなので訪れた。
塩の道と呼ばれている国道148号線のトンネルとトンネルの切れ目から「小谷温泉」の案内板に従い東へと進む。
約8キロの道のりはすべて登りですが、道は広く整備されていてストレスなく運転できる。登りつめると2件の温泉旅館が見えてくる。手前に「山田旅館」奥に「雨飾荘」それぞれの宿にはすばらしい湯船があると聞くが、目的の露天風呂はさらにその奥にある。
雨飾荘を過ぎ左カーブを登ると右側に露天風呂の案内板が見えてくる。駐車場はさらに進んだ左側にあるので車はそこに駐車する。ココからは徒歩で露天風呂へ向かうことにする。
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アスファルト道路から山手へコンクリートで敷設された温泉専用通路を進む。右に進めば男湯、直進すれば女湯があり、その分岐点左側には立派なトイレも設置されている。
少し進むと露天風呂が見えてくる。露天風呂の近くには簡易な脱衣場も設けられているが、鍵付きロッカーはないので貴重品は持っていかない方がいいだろう。
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露天風呂の料金は無料でも利用できるが、寸志を入れる木箱が設置されているので、今後の露天風呂存続のために小銭を入れて入浴しましょう。もちろん高額紙幣も大歓迎だ。
小谷温泉の歴史は古いそうで1555年開湯、農民達の湯治場として利用されていたといいます。
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露天風呂は岩で組まれた岩風呂で変形ひょうたん型、
注がれる源泉はとても熱く、50度以上はあるだろう。
そのため青いビニールホースが湯船に入れられ冷たい水が加水されている。
入湯する際はそのホース付近から入らないと熱くて入れないだろう。
掛け湯を十分にし体を熱い湯に慣らしてからゆっくり入湯すると、
マッタリとした濃厚な重曹泉が感じられた。
ぬるい所でも44度はあろうか思われる湯だが浸かってしまえば心地よく、
わずかに香る鉱物臭とやわらかい浴感に包まれ最高の気分になる。
露天風呂の周囲はブナ林に囲まれとても静かな環境だ。
そのブナ林からの木漏れ日と
さわやかな森のそよ風に満たされた入湯は心身ともにリフレッシュできる。
湯口には「源泉ですが、飲泉できません。」とありますが、
試しに口に含むと「うすいお吸い物」のようなやわらかい口当たりで癖はない。
源泉掛け流しで周辺環境も森林内で抜群だが、
1つだけ難点がある。
それは、湯船から出ると容赦なくアブの大群が襲ってくることだ。
まあ、これも自然の中にある露天風呂なので仕方のないこと。
あきらめてアブに噛まれながら入湯するのもいいかもしれません。
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大量のオーバーフロー
露天風呂のすぐ下にある雨飾荘
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評価について、
湯は完全掛け流しで文句なし。
周辺環境も自然に囲まれ大変静かなところだが、
アブの大群には注意が必要だ。
それ以外は文句なしの5つ星の評価です。
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温泉の場所 |
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