(ますとみらじうむおんせん にゅうあづま)
温泉奉行所>山梨県の温泉>増富ラジウム温泉 丹生あづま |
2021年夏『新潟県妙高山中にある秘湯を求めて』をテーマに 1泊目は昨年訪湯できなかった山梨県『増富ラジウム温泉』へ。 コロナデルタ株が猛威を振るうがワクチン二回接種も終えたので作戦決行だ。 ここは標高1000メートルの北杜市の山の中、 武田信玄の隠し湯と伝わる山間にひっそり佇む温泉街。 真夏ではあるが爽やかな風がそよぐ別天地。 2年振りの増富ラジウム温泉は何だかとっても静かです。 休館している旅館や休業しているおみやげ屋さんもあって、 温泉客が歩く姿もほぼ皆無なのです。 先ずはお気に入り『増富佼成寮』にて日帰り入浴を愉しみ、 次に向かったのは本日のお宿『丹生あづま』 コチラに宿泊するの初めてなので何だか楽しみです。 外観はお世辞にもキレイとは言い難いが、 逆に言えば味わい深い雰囲気を醸し出しているといえるだろう。 増富温泉街を流れる本谷川、そこに架かる東橋の向こうに見えてきた。 2階建てのように見える建屋は実は奥に3階建てである温泉宿は、 その1階部分に『お食事処』と『簡易郵便局』を備えた複合施設?? 玄関先では若いご主人が出迎えてくれた。 ピアノが置かれた玄関先で靴を脱ぎ入館します。 若ご主人に部屋まで案内していただいて、 道中お風呂の場所や利用時間を聞きながら3階にある客室へ到着です。 道中の階段はとっても急勾配やなぁ~ 2階の天井は雨漏りしてるんかなぁ~、なんて考えながら、 到着した客室は空調完備の綺麗な和室でチョッと安心しました。 浴衣やバスタオル、茶器セットなどの準備もあって、 お部屋にはトイレに洗面台、テレビに金庫、冷蔵庫も標準装備。 Wi-Fiとティッシュペーパーがないのが残念だ。 早速浴衣に着替えて二階にある浴室へと向かいます。 赤い暖簾の浴室を使用してくださいとのこと。 電気が消された脱衣場のスイッチを探して…、あった。 雑然とした脱衣場は我が家のお風呂場のように散らかってる? 脱衣箱のほとんどは雑品が置かれ、 使用できるのは中央部の一部分だけみたいな… 内湯のアルミドアは歪があって開けずらく、ギシギシ悲鳴を上げている。 浴室には二つの湯船が鎮座しており、右が源泉かけ流し湯船、 左が白湯の沸かし湯で上がり湯的な存在である。 『源泉風呂は結構冷たいので気を付けてくださいね』あと、 『上がり湯が冷めてきたらスイッチを入れてセルフで沸かしてください』 という説明を受けていたので先ずは温度測定をしてみた。 湯船の温度は本日の気温とほぼ同じ実測23.3度 なかなかの冷たさなので沸かし湯で身体を温めてからトライです。 沸かし湯を洗面器に入れて身体にかけ湯しながらゆっくり浸かります。 ヒンヤリ冷たい源泉風呂に首までドップリ浸かりながら、 黄色いボディーの放射線線量計を湯口へとかざしてみると、 0.3から0.35の間を行ったり来たり。 冷たいけれど、湯に含まれる炭酸成分によって少し温かみを感じます。 ツルスベ感はなく鉄の香り漂うサッパリした浴感だ。 飲めば鉄味、炭酸味、出汁味、わずかな塩味を感知した。 通常空間線量の4倍から5倍の数値でしっかり放射線が出ていますね。 計器の校正や精度に保証はなくあくまでも参考値として下さい。 ちなみに湯口の温度は実測25.3度です。 冷温交互浴を繰り返すうちに沸かし湯が冷めてきた。 教えてもらった窓の向こうのスイッチを入れると湯が沸きます。 灯油ボイラーの音や煙の臭いがチョット気になりますね。 シャワー付きカランはひとつのみ。 籠にはシャンプーなど乱雑に詰め込まれている、誰かの忘れ物みたいな? 適当に使わせてもらって、身体を洗います。 風呂上がりにお隣の浴室を覗いてみた。 白いタイルの壁に大理石貼りの湯船はなかなか立派です。 どうしてコチラを使用しないのでしょうか? (瑞牆山も赤い鳥居も写ってないけれど…) 風呂あがり、窓からの景色を眺めつつクールダウン。 日本百名山の瑞牆山(みずがきやま)はどの山?あの赤い鳥居はどこの神社? なんて呟きながらしばしのお昼寝タイムです。 目が覚めると18時の夕食タイム。 部屋食で提供していただくのでお酒も飲めるのだ。 メインはアマゴの塩焼きとエビフライ、白身魚の刺身…。 素朴な家庭料理にとっても満足です。 増富温泉でいつも感じるのはこの白ご飯、何でこんなにおいしいのか。 この白身魚はタイでもなくヒラメでもなくなんでしょう? 若旦那に聞いたところ『あんこう』のお刺身でした。 たまたま入荷した食材だというお刺身は、 こんな山深き温泉旅館で食べられるとは思いもよりませんでした。 朝早く目が覚めたので窓から見える赤い鳥居を目指して散歩です。 えーっと、神殿はどこにあるの? グーグルマップで確認すると『丹生沢神社』の鳥居らしい。 鳥居から徒歩10分ほどの場所にある神殿はなんだかチョット寂しいな。 もう少し神様をお祀りしないと悲しむよ。 温泉街の活性化のためにも周囲の環境整備も必須かとも思えた。 朝風呂は7時からということで さらに温度が下がった源泉風呂で気合を入れます。 朝食は8時からなのでお部屋で待機です。 飾らない朝食は朝からスッキリ完食です。 お櫃に入ったご飯も完全喫食、やっぱり白ご飯は美味いのだ。 なんだかホッコリできる朝食、ごちそうさまでした。 コチラのお宿、一泊二食付きで8700円 予算によって食事の内容を増減できるそうです。 お財布にも優しいお宿ですね。 もう少しゆっくりしたいが次の温泉地目指して出発です。 ラジウム温泉で自然治癒力をアップして元気も出てきた。 次の宿泊地『中房温泉』目指して増富温泉を後にした。 この辺りで宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんnetや楽天トラベルを介してする方が お安く泊まれることが多いですよ。↓
一度お試しあれm(_ _)m |
||||||
温泉の場所 | ||||||
コメント | 冷温交互浴が愉しめるが『冷』がとても冷たい家庭的な宿。 |
温泉の泉質 |
源泉名:丹生の湯 |
適応性 | 関節痛、神経痛など |
営業時間 |
日帰り入浴(要問合せ) 宿泊者チェックイン14:00~チェックアウト10:00 |
料金 |
日帰り入浴大人600円(要問合せ) 宿泊一泊二食付き大人1名8700円(要問合せ) |
割引情報 | |
入浴施設 |
男女別内湯が各1 |
備品等 | ボディイソープ •リンスインシャンプー •ドライヤー |
Wi-Fi | なし |
連絡先 |
〒408-0101 山梨県北杜市須玉町比志6476 電話0551-45-0611 |
アクセス | 車:中央自動車道 須玉I.Cから約20Km 約40分 電車:JR中央本線韮崎駅から増富温泉行きバスで約1時間、「増富温泉郷」下車徒歩5分 |
駐車場 | 無料あり |
お気に入り度 | |
塩素消毒臭度 | 012345 |
公式HP | 丹生あづま公式HP |
温泉情報 | |
探索日付 | 2021年8月25日(水)~26日(木)曇り |
|
Copyright (c)2008-2021 温泉奉行所 All Rights Reserved.